不妊症の治療の一つにタイミング法があります。
タイミング法とは、卵管閉塞や精子異常などの明らかな不妊症の原因がない軽度の不妊症の場合に、夫婦生活を持つタイミングを指導することで、妊娠の確率を上げる治療法です。
卵胞期は、普段どおりの生活を送り、また定期的に卵胞ホルモンを投与して卵胞の発育を助けることもあります。
妊娠しやすい排卵日付近になったら、頻繁にまたは毎日病院へ通って尿検査や超音波検査を行います。
超音波検査では、経膣プローブを使用して卵胞の大きさを測り、子宮内膜の状態を調べます。
卵胞は、月経開始から2週間ほどで成熟し、卵を排卵します。
さらに、尿検査でLHホルモン(黄体形成ホルモン)の濃度を調べることで、総合的に排卵日を特定することができます。
LHホルモンは、排卵の24〜36時間前にピークを迎えることから、排卵の目安となります(LHサージ)。
LHサージから36時間前後に、夫婦生活を行うように指導されます。
また、確実な排卵を促すために、排卵誘発剤を使用する場合もあります。
なんらかの理由で頻繁に通院できない場合には、市販の排卵日予測尿検査キットを使用しても大丈夫です。
タイミング法を何度か繰り返しても妊娠しない場合、ステップアップとして人工授精を勧められることがあります。